マリアナ諸島を攻め落とし、日本の機動部隊を完膚なきまでに叩きのめした連合軍は、フィリピンへ大軍を向かわせました。そして本土空襲の中継点として、硫黄島をめぐる激しい攻防が繰り広げられました。日本本土へ連合軍が王手をかけるまでの流れを見ていきます。
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早期玉砕から徹底抗戦へ-ペリリュー島と硫黄島
崩壊する戦線(1943年3月-1944年7月)
ミッドウェー海戦で主力空母4隻を失い、次いでガダルカナル島を取り戻すことのできなかった日本軍は、急な坂を転げ落ちるように敗退の道を進んでいきました。緒戦の勢いで築き上げた広大な戦線は、どのように崩壊していったのでしょうか。