マリアナ諸島を攻め落とし、日本の機動部隊を完膚なきまでに叩きのめした連合軍は、フィリピンへ大軍を向かわせました。そして本土空襲の中継点として、硫黄島をめぐる激しい攻防が繰り広げられました。日本本土へ連合軍が王手をかけるまでの流れを見ていきます。
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永久抗戦せよ-フィリピン防衛戦
戦艦武蔵沈没す―レイテ沖海戦(1944.10.23-25)
1944(昭和19)年10月23日~25日(24日~25日とする資料もある)、フィリピン周辺の海域で日本軍とアメリカ軍を中心とする連合国軍との間の大規模な海戦が発生しました。
レイテ沖海戦と称されるこの海戦は、(1)シブヤン海海戦、(2)スリガオ海峡海戦、(3)エンガノ岬沖海戦、(4)サマール島沖海戦の四つの海戦を中心として行われた一連の空・海戦の総称であり、空前の規模で行われ、かつ世界最後の艦隊決戦となりました。
この海戦で日本の連合艦隊は残存戦力をかき集めた総力戦を挑んだものの、あえなく大部分の艦船・艦載機を失ったうえ、レイテ湾へ突入し敵補給部隊を撃滅するという目的も果たせませんでした。