ミッドウェー海戦で主力空母4隻を失い、次いでガダルカナル島を取り戻すことのできなかった日本軍は、急な坂を転げ落ちるように敗退の道を進んでいきました。緒戦の勢いで築き上げた広大な戦線は、どのように崩壊していったのでしょうか。
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崩壊する戦線(4)-絶対国防圏の崩壊:マリアナ沖海戦とサイパン陥落
崩壊する戦線(2)―玉砕する太平洋の島々(概要)
1943(昭和18)年2月に日本軍がガダルカナル島を放棄して以降、太平洋に散らばった日本が占領する島々では、圧倒的な攻撃力を誇る連合軍の前に、守備隊が死を覚悟した絶望的な突撃をし、ほぼ全滅する「玉砕」(ぎょくさい)が繰り返されました。
本項では、太平洋の島々の代表的な戦いを概観し、日本軍が追い詰められていく状況を追います。