世界最大・最強を謳われた戦艦「大和」は、日本海軍がアメリカ艦隊に対抗するための最終兵器として開発した戦艦でした。
攻撃力のみならず、各所に当時の最先端の技術が盛り込まれていました。しかし、既に時代は戦艦を中心とした海戦を必要としなくなっていました。
日本の期待を一心に背負って生まれた大和は、なすすべもなく悲劇の象徴となっていくことになります。
太平洋戦争で使用された日本軍の主要な兵器について、幅広く、簡潔に解説しています。武器・兵器に詳しくない人にはとっつきにくいこの手の話を、基礎的なことから分かりやすく解説しているので、読み通せば太平洋戦争時の武器・兵器の全体像が分かるでしょう。
太平洋戦争時、連合国軍による日本本土空襲の主役は、アメリカ陸軍航空隊の「B-29」※でした。愛称を"Superfortress"(スーパーフォートレス=超空の要塞、ちょう・そらのようさい)と呼ばれ、他に類を見ない高性能爆撃機として、太平洋戦争終盤の日本に大打撃を与えました。
※B…"Bomber"=爆撃機の頭文字