沖縄戦は日本にとっては本土防衛のための時間稼ぎであったことから、沖縄は「捨て石(※)」だった、と戦後言われるようになりました。それに対して、沖縄は捨て石などではなく、政府・軍部は本気で守る気でいたのだ、という論調もあります。
※捨て石…さしあたって効果がなく無駄に思えるが、将来役に立つことを予想して行う行為のこと。 語源由来辞典より
「国会議員に読ませたい敗戦秘話」(産経新聞出版)では、「本当に沖縄が捨て石だったならば、大兵力を投じて守ろうとはしない」と、捨て石論に反対しています。何のために20万もの人々は犠牲になったのか、今改めて私たち自身が考える時です。