日中戦争開始から足掛け8年、軍隊も国家経済も破綻状態にあった日本は、ソ連侵攻と2発の原爆により、ついに無条件降伏を決定しました。
日本が帝国として、明治維新以来77年進んだ歩みを、自ら閉じる「その日」にいたる激動の道程です。
原爆による破壊のほとんどはきのこ雲が出現する前、さく裂の瞬間に行われました。私たちがよく目にする、上空から撮影されたきのこ雲が立ち上る映像は爆発から3分後の様子です。
「ピカドン」の瞬間をとらえた映像はありません。この項では、原爆投下・10秒の衝撃 (NHKスペシャルセレクション)と「知られざる衝撃波~長崎原爆・マッハステムの脅威~」(NHKスペシャル)を元に、原爆が爆発するまさにその瞬間、何が起きるのか、専門家による検証を追っていきます。
原爆の投下によって、人々は筆舌に尽くしがたい苦しみに襲われました。きのこ雲の下で、人々はどんな苦しみに遭っていたのか。
投下直後の広島の惨状を、NHKスペシャル きのこ雲の下で何が起きていたのか [DVD]、原子爆弾―開発から投下までの全記録を元に追っていきます。
💡 原爆投下の全体像を先に確認したい方はこちらをご覧ください ➡ 【概要】広島と長崎への原爆投下