太平洋戦争時、連合国軍による日本本土空襲の主役は、アメリカ陸軍航空隊の「B-29」※でした。愛称を"Superfortress"(スーパーフォートレス=超空の要塞、ちょう・そらのようさい)と呼ばれ、他に類を見ない高性能爆撃機として、太平洋戦争終盤の日本に大打撃を与えました。
※B…"Bomber"=爆撃機の頭文字
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本土空襲(1944年6月-1945年8月)
【概要】本土空襲
大平洋戦争において、日本本土への空襲は、陸海軍の基地や兵器工場などの軍事目標にとどまらず、多くの一般市民に多大な犠牲を強いるものでした。
広島・長崎への原爆投下を含めると、総計で50万人以上の一般市民が犠牲になったとも言われていますが※、大変な混乱の中の出来事であり、いまだに正確な人数はつかめていません。
ほとんどの大都市はアメリカ軍を中心とする連合国軍の空爆によって壊滅し、中小都市や農村にいたるまで、北海道から沖縄まで、文字通り老若男女を問わず空襲の猛火にさらされました。
※出典:東京大空襲・戦災資料センター、東京新聞(2015年8月2日)